大観先生

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没後50年横山大観―新たなる伝説へ@国立新美術館
2008/01/23(水)-03/03(月)
http://www.asahi.com/taikan/

★★★☆☆

また会期終了近くにすべりこみ。
さすがに大観先生、鑑賞に来る人が多い。まあでも20分待ちならいい方か。 で、まあ…良くもあり…悪くもあり…。
この頃できた、朦朧体という表現技法がうまくいっている作品は、
「おおっ」と思わせるが、まだまだ実験段階で微妙なものもチラホラあったような…。
特に大観先生、動物はあまり得意な方ではないと…思います。

とはいえ目玉展示作品の《生々流転》は、美しかった。
大観先生は水の表現が一番うまい。「水の絵師」です。

他には、ボストン美術館からの里帰り作品《月夜の波図》は、もやのかかった月が繊細で良かった。
あとは《屈原》も好き。
これは、東京美術学校から追放された、創立者・岡倉天心をモデルにしたらしいとのこと。
気難しくも哀愁漂う様子が、the pillowsの「Funny Bunny」という曲の歌詞にある「風の強い日を選んで走ってきた」て感じで良いです。
Funny Bunny the pillows 歌詞情報 - goo 音楽

また、絵のサイズも、程よくでかいのがまた良し。部屋に飾りたくなる。欲しいなあw。

それにしても大観先生は、誰かをモデルにした作品が結構多い。
モデル…というか、オマージュと言っていいような、「○○に捧ぐ」的な人物画とでも言いましょうか。
追放されて、茨城は五浦に引きこもりに行った天心について行ったことといい、人を、コミュニティを大事にする人だとも思った。
きっと、その人柄に魅せられて集う人々も多かったことでしょう。
そのへんの雰囲気なんかも、「先生」と私が呼びたくなる所以なのです。

前期展示だった《無我》と《夜桜》が見られなかったのは口惜しいところでした。

※↓上述した作品の画像はこのへんに載っておりました
公式HP/見どころ
公式HP/主な作品



東京五美術大学連合卒業・修了制作展@国立新美術館
2008/02/21(木)-03/02(日)
※東京五美術大学;多摩美、女子美、東京造形、日本大学芸術学部、武蔵野美

★★★★☆

同美術館内でやっていたのでついでに。

大観先生より、評価が★ひとつ多いってのが何ともアレですが、私は個人的に学生作品を見るのが大好きなので、やっぱ先生よりも生徒ってことで(?)この評価です。

さて、この玉石混合感…ウヒヒ…いいね。(悪趣味です)
ナニかこう、昔の学生時代を思い出してしまいそうな、思い出してはいけないような…そんなやるせなくも快楽を感じるひとときです。

そして本当に、心の底から!
同時代のものづくりに関わっているor関わってしまった?人たちの作品群は、雑多でよい!!!
いろんなベクトルのエネルギーを感じます。
中には、すでにかなりのレベルまで行っているものもありました。
このまま創作を続けていければ、今後世に出てくるだろうと思われる類のものです。わくわくしました。

しかし全体的にダークな、というか、グロめの、というか、退廃的で病的なモティーフが多かったです。
やはり<卒展>というだけあって、セイガクさんの、「このままアーティストの道へ行くのか、就職した方がいいのか…」という葛藤が作品に出てしまうからなのでしょうかね…すいません、下世話でしたw。

あとは、何故か「象」をモティーフにしている人も多かったが、…なんでだろう?流行ってんのかな。

まあ何はともあれ、こんだけたくさん美大の卒展が一同に見られるというのは、私的に超贅沢!!
素晴らしい幸運に恵まれました。
「美術系の大学」というのは、私にとって、長いことひとつの研究テーマであったりもするので、卒展とかは今後もなるべく見ていきたいですね。今年はできれば、一校くらい学祭にも行ってみたいなー。

そんなこんなで愉快な一日となりました。

それでは最後に、セイガクさん、これからも何かにつけて頑張れ!アタイも頑張る!
ええい、なんだよこのまとめ!


ああ、もっとしっかり頑張ります。

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル : 学問・文化・芸術

COMMENTS

No title

確かに大観は微妙だったなー。鬼気迫るものをなんら感じなかった。

自問自答が感じられないんだな。「表現」以外の何かで立っている感じがした。

あれなら千住博のほうがまだマシだな。

No title

コメントありがとうございます!

たしかに…千住博も水の絵師ですな。
また良き展覧会があればお誘いいたします。

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