いのうえの

・井上雄彦 最後のマンガ展@上野の森美術館
2008/05/24(土)-07/06(日)
行ってやった。(上から目線)
地元名古屋に住む我が実弟が、
「カタログ欲しす。」と言うので、
行ってまいりましたよ、タケヒコ!!!
姉ちゃん(←上から2番目の)、おバイト帰りに行って来たよ。
可愛い弟のためですもの。
可愛い可愛い弟のネ!!!!!!!!
…ええい恩着せがましい。
本当は自分が行きたかっただけです。
それだけです。
生きてて、これからも生き永らえるつもりですいません。
――さて。
今回のレヴューは趣向を変えまして、
オコガマシクも、自分の中に棲むいくつかの立場の目線から
感想をば垂れ流してみることにします。(ネタばれっぽいもの有り)
(いち漫画家として)
ちくしょう。
(いちアーティストとして)
ちくしょう。
(いち漫画ファンとして)
やっぱり武蔵萌え☆
でもこれ、ちょっとエヴァっぽくね?
好きだけど。
(いち美術ファンとして)
これは、「井上雄彦」展というより「バガボンド」展。
「バガボンド」のサイドストーリーを、一個の美術館を使って描いた展覧会。
いや、しかし面白い展覧会構成だなー。
漫画作品が美術館に「展示」してあるんじゃなくて、
美術館を使って漫画作品を作ってる。
インスタレーションと言ってしまえばそうなんだけど、
美術館のギャラリー空間がひとつの本になってるといった感じ。
ちゃんと漫画として読めるようになってる。
しかも作中の世界観にしっかりと入れるようなカタチで。
画材も、あのB4プロ漫画原稿用紙ではなくて、ケントボードに墨、トーンとか、
和紙に墨、とか、木刀、砂浜等、実物素材を使ってみたり、壁に直描きしてあったりとか。
さまざまなパターンで、作品の大きさもすごい馬鹿でかいものあったりして、その工夫が見て取れる。
なのに、けしてデコラティブなバガボンド世界を展開しているわけではなく、 極めてシンプルな白の空間を使っている。
さらに面白かったのは、入口が通常は出口であるはずのところからの逆動線。
これは上野の森美術館的には異例のこと、らしい。
井上氏からの提案で、クライマックスでどうしてもでっかいスペースを「どん」っと、 もって来たかったそうだ。
グッジョブ!!!!!
ところで、実を申しますと私、
心苦しいことに『バガボンド』はコミックス十何巻かまでの途中読みという不届き者。
大丈夫か?とビクビクしながら馳せ参じましたが…。
大丈夫です。
素晴らしいです。
しかし、つくづく井上氏はアーティストとしてもレベル高いなあ。
全作品描き下ろしかい。
ずっとずっと自分の成長を止めたくないんだなあ。
かっけえなあ。
ちくしょう。(やっぱり)
以上をふまえて、総合評価は
★×4.8くらい
そんなわけで、一見の価値はあります。
でも、チケットは前もってぴあとかファミマとかで買っておいた方が良いです。
特に土日は無いに等しいそうです…
お勧めは、300円高くなりますが平日特別ナイトチケットです。(私もそうしました。)
■参照:http://www.ueno-mori.org/special/2008_inouetakehiko/ticket.html
テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル : 学問・文化・芸術
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